普通に接すれば大丈夫

今回は、調査官とどのように接すればいいかをお伝えします。


結論は、

「普通に接すること」

です。

調査官とは普通に接する

調査官を過度に怖がる必要はありませんし、同じ人間です。

私の経験上、あからさまに高圧的だったり、上から目線で常に強い口調で話してくるような調査官は多くはありません。

どちらかというと礼儀正しく丁寧な対応をされる方が多いです。

調査官は礼儀正しい人が多い

ポイントは3つ

「普通に接する」といっても少し抽象的ですので、ポイントを3つお伝えしたいと思います。

そのポイントとは、「紳士的に」「聞かれたことだけ端的に」「言いなりにならない」ことです。

調査官との接し方3つのポイント

紳士的に

こちらがケンカ腰でいくと良いことはありません。

調査官もムキになることもありますし、そうなると相手を困らせてやろうと思うのが人間です。

普通だったら調べられたりされないようなところも指摘されたりする可能性もあります。

むきになって調べる調査官

普通に挨拶を交わし、お茶をだして多少の世間話をし、質問されたら普通に返せば大丈夫です。

世間話も多少なら何も問題ありません。


ちなみにお昼ごはんは用意する必要はありません。

たいてい、12時から13時まで外に出て自分たちでお昼を食べるということが多いです。

朝の時点で、「お昼ご飯は自分たちで食べるので、ご用意頂かなくて結構です」ということを予め言ってくれる調査官も多いです。

調査官へのお昼の支度は不要

聞かれたことだけ端的に

多少の世間話は問題ないと書きましたが、次から次に喋ることは避けるべきです。


調査官はこちらの顔や態度を良く見ていますし、話しの流れから色んな情報を聞き出したいとも思っています。

1つのことを聞かれたら1つ答える感じです。

ついつい、1に対して10答えたくなるときもありますが、そういう時は注意が必要です。


例えば、

「A社への年間売上額は?」と聞かれたら「年間大体〇〇円です」と端的に答えます。


「年間〇〇円だけど月によって結構変動があって、1月~3月は多いから〇〇円くらいで、4月に入ると少し減って・・・」と続くと情報を与えすぎることになります。

その情報と帳簿上の情報の整合性が取れていないと分かったら、そこから深堀りされることに繋がります。

調査官に喋りすぎはNG

「言いなりにならない」

普通に接することと言いなりになることは全く違います。


間違っていないと思っている時、そういった意図ではないと思える時は、その旨をしっかり説明し、時には主張することが大切です。


税務上はグレーな部分がたくさんあります。

どっちが正しいかはすぐ決められないようなことも多いです。


当然、調査官が言っていることが全て正しいとは限りませんので、何でもすんなりと受け入れてしまうことは危険です。

対応次第では払わなくてよかったような金額を払う結果にもつながります。


まとめ

今回は、調査官との接し方についてお伝えしました。

過度に怖がらず普通に接すれば大丈夫です。

普通に接すればOK

ただ気を付けるポイントもありますので、上記の3つを意識して頂ければと思います。


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