確認される項目

個人の税務調査で売上は最も重点的に確認されます。そして、仕入や外注費が発生している場合はこれらも必ず確認されます。

売上、仕入、外注は必ず確認され、かつ、誤りの金額が大きくなりがちです。


そして、これらと並んで個人の調査で必ずと言っていいほど確認される項目が「交際費」です。


個人の場合、法人と違いプライベートの支出が事業の経費として混じっている場合が多いからです。

これまでの調査で交際費は必ずと言っていいほど確認され、その度にもめる項目です。


理由は2つ

※守秘義務の関係上、一部内容を変えています。

もめる理由は2つです。


交際費に該当するかの認識が納税者側と税務署側でそもそも違うこと、それから、納税者側が交際費の相手方をきちんと説明できないことです。

交際費に入れてあるレシートを確認すると、一人での飲食代が本当に多いです。

チェーン店での昼食と思われるレシート、コンビニでの1個分の弁当や朝食と思われるパンとコーヒーなど。

そしてこれらは日常的な支出のため、結構な枚数で束になっていることが多いです。


お話を聞いてみると、周りが皆入れている、ネットに書いてあった、どこどこに確定申告の相談に行った時に入れていいと言われた、と教えて頂くことが多いです。

こういった場合は実地調査前に納税者の方へ正しい内容をお伝えするのですが、それでも実際の調査時に納税者側と調査官とでもめることが多いです。


もう1つの、交際費の相手方についてきちんと説明できない要因として、相手方を記録していないため誰に対する接待・贈答かを納税者側で覚えていないということがあげられます。

調査期間はほとんどの場合3年又は5年のため、数年前のことを1つ1つ覚えていることの方が難しいです。

調査官から誰との飲食か、誰への贈答か聞かれても答えられないため、本当は家族や友人とではないかと疑われてしまいます。


実際に交際費に該当するものが、そういった疑いをもたれたり、時には否認指摘を受けたりすることはとても勿体ないことです。


これらを避けるため、交際費の相手方の情報はレシートの余白又は裏にその都度記載するようにした方が良いです。

このひと手間を加えることがせっかく稼いだ自分のお金を守ることに繋がります。


まとめ

今回は、個人の調査で必ず確認される交際費についてお伝えしました。


まずは交際費について正しい情報を取得し理解することが大切です。

そして、それを交際費だと説明できるための記録が重要です。


少し手間にはなりますが、結果として自分のお金を守ることに繋がります。